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40年以上続く機械商社として、価値ある製品を導入・国産化しています。 |
概要
サニタリーキャビトロンは、キャビトロンの高い乳化分散性能はそのままに、CIP(定置洗浄)、SIP(定置滅菌)に対応した乳化分散機です。 40m/sで高速回転する特殊形状の回転子と、それに噛み合う固定子により、液にメガヘルツ単位の強力な衝撃を与え、高圧ホモジナイザー並の乳化分散ができます。 高い洗浄性と衛生性が求められる食品分野に最適な乳化機です。 |
メカニズム
キャビトロンは、下記3種類の効果により、圧倒的な分散効果を実現しています。 |
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高速せん断
高速せん断効果は、ローターが回転することでローターとステーター間に流速分布が生じることで発生します。 周速が速いほど流速分布が大きくなり、せん断効果が強くなります。 キャビトロンは、周速40m/sという高周速を実現しており、強烈なせん断効果を生み出します。 |
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高周波流動
高周波流動効果は、ローターとステーター間において、液体が停止と加速を繰り返すことで生じます。 ローターとステーターのスリットが一致すると液体は加速、互い違いになると液体は停止します。 スリットの数が多ければ多いほど、高い周波数を得ることができ、乳化を促進させます。 キャビトロンは、最小0.4mmの微細なスリットを刻むことでスリットの数を増やし、高い周波数を得ています。 |
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切断
切断効果は、回転するスリットに材料が当たることによって生じます。 スリットの数が多ければ多いほど、高い切断効果を得ることができます。 切断効果によって乳化だけでなく、固形物をグラインディングすることも可能です。 キャビトロンは、最小0.4mmの微細なスリットを刻むことでスリットの数を増やし、強力な切断効果を発揮します。 |
特徴
CIP、SIPにも対応した高い洗浄性
通常機では段別に分かれていたローター・ステーターを、それぞれ一体成型に。 洗浄・滅菌用の蒸気穴も備えており、スチームによる定置洗浄(CIP)、定置滅菌(SIP)が可能です。 |
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工具無しでも内部確認が可能
ローター・ステーター室の締結部にサニタリーノブを採用。 工具が無くても手で回せる為、素早く簡単に内部確認が可能です。 |
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高い乳化分散能力
40m/sの高速回転により、サブミクロン級の微粒化、並びにシャープな粒度分布を実現可能です。 堅牢かつ熱に強い構造 シンプルで堅牢な構造を採用することにより、高い耐久性を実現しています。 また、150℃までの耐熱設計です。 メディアレス分散 ビーズなどのメディアを使用しない為、コンタミを嫌う製品に最適です。 |
仕様
型式 | CD1010 | CD1020 |
ロータ回転速度(min-1) | 12,000 | 7,500 |
参考最大吐出量(清水)(m3/h) | 1.7 | 12 |
モータ容量(kW) | 4.0 | 22 |
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